Office 2013 から保存先に SkyDrive などクラウドストレージを選択できるようになってます。
Google Drive、Dropbox、Bitcasa など 3rd パーティのストレージも追加できます。ただし、Office が 3rd パーティのストレージ API を操作するというわけではなく、ローカルフォルダーを保存先に追加できるだけです。
ローカルフォルダーとクラウドストレージとの同期は、3rd パーティの同期アプリがインストールされていることが前提です。
レジストリを編集してストレージを追加
保存先にストレージを追加するには、レジストリを編集します。
構造は以下の通り。
- HKEY_CURRENT_USERSoftwareMicrosoftOfficeCommonCloud Storage\{GUID}
- Description (REG_SZ)
- DisplayName (REG_SZ)
- LearnMoreURL (REG_SZ)
- LocalFolderRoot (REG_SZ)
- ManageURL (REG_SZ)
- Thumbnails
- Url16x16 (REG_SZ)
- Url20x20 (REG_SZ)
- Url24x24 (REG_SZ)
- Url32x32 (REG_SZ)
- Url40x40 (REG_SZ)
- Url48x48 (REG_SZ)
Cloud Storage キーの下に GUID のキーを作成しその中に文字列値を追加します。
[table]
レジストリ名,設定値
DisplayName,サービス名
Description,サービスの説明(オプション)
LearnMoreURL,サービスの URL
LocalFolderRoot,ローカルフォルダーのパス
ManageURL,サービスのユーザーページの URL(オプション)
[/table]
Thumbnails キー以下は、16×16 ~ 48×48 のアイコン画像の URL を指定します。
正しく以上が追加されていると、Office の「場所の追加」から選べます。「アカウント」から追加や削除もできます。
少し謎な動作や仕様について
- 「場所の追加」の表示アイコンが正しい大きさが選択されていない(小さいアイコンが表示される)原因不明。
- LocalFolderRoot のパスが存在しない場合、場所の追加に表示されない
- 上記レジストリを削除してもサービスは削除されない(レジストリの別の場所に情報が保存されているので GUID で検索して削除しよう)