Web ブラウザーで動作する Visual Studio “Monaco” の発表が話題です。
Office 365 開発ツール “Napa”
しかし、さかのぼること 2012年8月、Web ブラウザーで動作する Visual Studio “Napa” が登場しています!
Napa は、Office 365 開発ツールという位置付けで Office アプリ、SharePoint アプリの開発が、Web ブラウザーでできます。
Office 2013 向けのアプリストア “Office Store” Beta 版 公開時に、開発ツールとして現れ、私の知る限り話題にはなりませんでした。
窓の杜 – 【NEWS】Microsoft、次期「Office」向けのアプリストア“Office Store”をベータ公開
話題にはならなかったけれど、Napa は、今回の Monaco の前身と言えるでしょう。Web ブラウザーのみで プロジェクトの作成からアプリの開発、そして Office Store へ公開まで一連の作業が行えます。Visual Studio と連携した開発も可能です。
今さらですが、今一度 Napa を見てみましょう。
Napa を見てみよう
現在は、Beta 期間も終了し、Napa を使うには Office 365 サブスクリプションの登録が必要(無償で1ヶ月利用可能)。
開発者サイト
最初に、Office 365 管理センターから開発者向けサイトのプロビジョニングが必要です。少しわかりにくいですが、日本語ドキュメントが用意されています。
アプリの作成
開発するアプリの種類を選択します。作れるアプリの種類は上記の通りです。
コーディング
Office アプリは、HTML+ JavaScript が基本です。エディターは IntelliSense が働きます。Visual Studio だこれ!! 左のボタンから Visual Studio を起動して開発もできます。
アプリの実行
左のボタンから、アプリを実行します。デプロイには少し時間がかかるのが難点。
Excel を操作するサンプルアプリ。
アプリの公開
プロジェクトの共有や、そのままストアへ公開も可能です。
気になった方は、ぜひ Napa もチェックしてみてください。
SkyDrive のことも 時々思い出してあげてください。
単に IntelliSense っぽい機能付きエディターは、SkyDrive でも利用できるようになっています。