2015年7月から ディーバに就職した わけだが、その社長が Windows Phone の本を執筆したので紹介しておかねばなるまい。
Windows Phone ビジネスアプリケーション 開発ガイド 青柳臣一(著)
昨今ではビジネスシーンでもスマートフォンはとても重要になっています。外出中にいつでもすぐに自社システムにアクセスしたい、そのような需要からスマートフォン用のビジネスアプリケーションの開発もさかんにおこなわれています。iPhone や Android がある中、今なぜ Windows Phone なのでしょうか?
5つの理由
・Windows との高い親和性
・使い慣れた開発環境
・使い慣れたプログラム言語
・高い再利用性
・Windows Phoneのさらなる進化
コストメリット、パフォーマンスメリットから、ビジネスシーンでは Windows という選択肢が有力候補です。
はじめに最近は Windows 10 Mobile が何かと話題だが、この本で扱うのは Windows Phone 8.1 だ。だが、安心してほしい。帯にもあるように Windows 10 の ユニバーサル Windows プラットフォーム(UWP)に置き換えても、ほぼ問題なく読み進めることができる。違いは、コントロール等の見た目と、UWP の特徴である Phone やタブレット等どのデバイスでも動作するアプリ開発か否か程度だろう。
本を選ぶときのポイントは多様であるが、「何ができるようになるか(何を作れるようになるか)」は選ぶ決め手となりうるポイントであろう。本書では、下記の章構成となっている。
- Windows Phone で Hello World!
- Windows Phone とは
- 簡単なビジネスアプリを作る
- さらにすぐれたアプリへ
- ビジネスアプリのデータベースの扱い
- アプリの配布
「何ができるようになるか」に着目すると、第3章ではサンプルアプリとして「商品カタログアプリ」を開発する。第4章では、いくつかのコントロール等を使いアプリをブラッシュアップする方法を解説。そして第5章では、カメラや GPS などを使い、「現地での作業内容を記録するアプリ」を開発する。第5章ではデータベースとの連携も扱う。
また、ビジネスアプリケーションと題しているように、第6章では、法人アカウントや限定されたユーザーへのアプリ配布などもふれている。
これらの内容と少しでも関連した Phone アプリ開発を検討している方は、本書を手に開発してみてはいかがだろうか。秀和システムの Web サイトではソースコードダウンロードの他、後日サポート情報が掲載されることもあるので、忘れずに参照されたし。